2009年06月21日

土器(どき)(英:pottery, earthenware)とは

土器(どき)(英:pottery, earthenware)とは、土を練り固めて器の形にし、加熱することで仕上げたものをさす。

一般には、粘土を窯を使わず、野焼きの状態で700 - 900℃の温度で焼いた器のことを指し、陶磁器とは区別することが多い。この場合、野焼きを行う穴を焼成坑と呼ぶ。また、古墳時代より製作が始まった日本の須恵器のように窯で焼成したものであっても胎土として使用された本来の粘土の性質が露出しているために、陶器とみなしえないものも土器に含まれる。この場合、須恵器は陶質土器として位置づけられている(朝鮮半島でも陶質土器の表現を用いる)。土器の器壁の内部には、気孔が多く残っているため、透水性が著しく、陶磁器と比べて比重が軽く、胎土の密度がちいさい。したがって、脆くて壊れやすい。
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土器の出現はオーストラリアの考古学者ゴードン・チャイルドによれば「人類が物質の化学的変化を利用した最初のできごと」であり、物理的に石材を打ちかいてつくった石器とはまた異なる人類史的意義を有している。

ことに日本にあっては、それが煮炊きのために用いられたところから小動物の狩猟に依存していた生活や自然の恵み(植物の実・根、貝・鳥獣・魚)に依存する食料採集生活ではあまり土器が使われなかった。彼らの中で比較的定住する傾向を持つ集団が土器を使った。 土器を使用することによって加熱によるアク抜きや煮沸、煮炊きが可能となった。ドングリ・クリなどの堅果(木の実)、貝類を含めた魚介類、山菜、根菜など多種多様な動植物が食糧として活用される契機となって定住化がすすみ、各地で竪穴住居より構成される縄文集落が形成された。生業として採集や漁労が採り入れられ、沿岸部では、土器を用いた塩づくりも広くおこなわれて広汎な交易がおこなわれるようになった。

2009年06月04日

新古典主義音楽

新古典主義(しんこてんしゅぎ)の音楽とは、20世紀前半、とりわけ戦間期に主流となった芸術運動のひとつ。後述するように19世紀にも新古典的傾向の作曲家がいなかったわけではないが、楽派や音楽思想として一大勢力をなしていたとは言いがたく、また理想とされた「古典音楽」の意味内容も、19世紀と20世紀とでは異なっていた。

なお、「新古典主義音楽」は、明確な思想や主義主張に基づく芸術運動であり、「新古典派(しんこてんは)」のように訳すことはあまり好ましくない。

新古典的傾向の作曲家は、19世紀にもフェリックス・メンデルスゾーンやヨハネス・ブラームスのほか、アカデミズムの作曲家(英国のチャールズ・ヴィリアーズ・スタンフォードや米国のジョン・ノウルズ・ペイン、ロシアのセルゲイ・タネーエフ)に見受けられたが、この場合に想定された「音楽の古典」は、バッハからベートーヴェンに至る18世紀の音楽のことだった。(現在でもパリ音楽院の教官は、新古典的・擬古的な作風をとることが普通であり、ジャン=ミシェル・ダマーズやピエール・マックス・デュボワにその傾向が認められる。)
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一般的には、中でもブラームスについて、「ロマン主義者の中の新古典主義者」といった評価が今なお通用している。これは、ブラームスの作曲家としてのいくつかの側面を、当時の時代環境の中で位置づけたものであり、シューベルト以前のウィーン古典派を信奉し、伝統的な規模や音楽観、明晰な楽曲構成を墨守しようとした作曲態度について使われる。ブラームスの音楽は、しばしば新ドイツ楽派の作曲家の特徴に否定詞をつけて説明することができるように、本質的には保守的であった(ただし、その保守主義は、19世紀のロマン主義に特徴的な、歴史主義とつながりを持っていた)。ブラームスの旋律法は、ワーグナーの無限旋律とちがって、小さな楽節の集積から成り立っており、ワーグナーやリストと違って、調性ないしは調性感を極限まで拡張しようとはしていない。また、アントン・ブルックナーのようには、豊富な素材を用いて楽章の規模を拡張しようともしなかった。両者の違いは、新ドイツ楽派の作曲家は、ベートーヴェンが新たな道を指し示したと考えたのに対して、ブラームスは、ベートーヴェンが古典的な音楽のあり方を完成したと見なしていたことにも表れている。

かつてはセザール・フランクやエドワード・エルガーも、ブラームスの作風との表面的な類似から新古典的なロマン主義者とされたが、彼らの管弦楽曲や交響曲に見られるような、調性感や楽曲構成の拡張という点では、新古典主義と言うことができない部分がある。また、リヒャルト・シュトラウスは、特に後半生で、拡張された調性や和声法を踏まえながらも、しばしばモーツァルトやメンデルスゾーン、ベートーヴェンへの回帰を模索している(オーボエ協奏曲や「メタモルフォーゼン」など)が、やはり過去へのロマンティックな憧憬を超えるものではなかった。

また、単に擬古趣味というだけならば、19世紀においても、リストのいくつかのオルガン曲やグリーグの《組曲「ホルベアの時代から」》、チャイコフスキーの《弦楽セレナード》や歌劇《スペードの女王》のディヴェルティメントなどの例があった。しかし、新古典主義とは、音楽的な趣味やセンスに対してではなく、音楽観や音楽思想に対して使われるものである。

2009年04月30日

空白なアラウカニアに目をつけ

1860年、フランス人オルリ・アントワーヌ・ド・トゥナンが政治的に空白なアラウカニアに目をつけ、マプチェ族を巻き込みアラウカニア・パタゴニア王国建国を布告した。彼の祖国フランスでさえ相手にしなかったこの宣言は、然したる脅威にもならないチリ政府に格好の口実を与えた。同年、7代目の大統領ホセ・ホアキン・ペレス(en)はアラウカニア地区の併呑を決定した。そして当局は、武力攻撃と文化破壊の両面を備えたコルネリオ・サーヴェドラ・ロドリゲス将軍立案の侵攻計画を実行に移す許可を与えた。この計画は軍事面に止まらず、都市や道路などの建設や公的機関の設置なども含んでいた。

1862年、ロドリゲス将軍率いる軍は制圧作戦を実行に移した。進軍は短期間でマレコ川(en)に達し、軍はかつてアンゴルに存在した要塞を再築し、さらに二つの砦をMulchénとレブ(es)を建設した。侵攻は南のバルディビアからも行なわれ、海岸線に沿ってトルテン川にまで達した。これらは作戦の第一段階であり、マプチェ族からの反抗は小規模なものだった。1866年に政府は保留地(レドゥクシオン)にマプチェ族を押し込め、彼らの土地を奪う施策を実施し、弾圧をより強めた[1]。これにはマプチェ族も黙っておられず、有力な首長の一人Quilapánがマレコ川近郊で抵抗運動を開始した。

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しかしながら、進軍は反抗をものともせずアンゴルを拠点に南下し、マプチェ族最大の居住地であったアラウカニア西部の臨海部に都市プレンが建設され、海岸線を伝った通信網が設けられた。1871年から1879年にかけて、制圧の任に当たり続けた将軍バシリオ・ウルティア(es)はマレコ川に至る地域に進軍し、川の北岸には2,500人の兵士が防衛する防衛線が設けられた。こうしてアンゴルからコジプジまでを電信で結ぶことに成功し、内陸側の土地も着々と制圧しつつあった。

1879年南米の太平洋戦争が勃発すると、ペルー・ボリビア連合との戦闘のために多くの戦力がアラウカニアから転進し北へ向けられた。これを好機と捉えたマプチェ族は、一部の部族を中心に劣勢の挽回に成功し、翌年には前線の要塞に攻撃を仕掛けるなど活発な反撃を見せた。しかし、それも駐屯部隊に有効な打撃を与えられるものではなく、せいぜい少々の略奪を働く程度にとどまった。

1883年、チリ政府は南米の太平洋戦争を勝利で終結した。ドミンゴ・サンタマリア・ゴンザレス大統領(en)は、アラウカニアの騒乱に決着をつけ、マプチェ族の中軸地帯を領土に併合すべくグレゴリオ・ウルティア(es)将軍を送り込んだ。スペイン統治時代からの古い町ビジャリカが再興され、カラウエ(es)、ラウタロ(en)、Pillánlelbu、テムコ、Nueva Imperial、プコンなどアラウカニア南部に次々と砦が設けられた。この過程で、周辺のマプチェ族は土地を奪われ、約10,000の人々がこの戦いで殺害された。生き残った者たちもペウェンチェ族やアルゼンチンの抑圧を避けてアンデスに移り住んだ部族などを頼って山岳地帯に逃がれ、アラウカニアに留まったわずかな集団は先祖伝来の土地をチリ人や他の植民者に奪われてしまった。

歴史学者の中には、この一連の制圧をもって300年にわたるアラウコ戦争の終結と位置づける者もいる。

2009年04月16日

英雄称号

英雄称号(えいゆうしょうごう)とは、国家の英雄(功労者)に対して授与される称号。主に共産圏の国において制定されている。後述のとおり、必ずしも普通名詞としての「英雄」(チンギス・ハンやナポレオンのような)に授与されるとは限らず、ソ連邦英雄などは1万人以上に授与されている。

旧・ソビエト連邦 [編集]
ソビエト連邦では、「ソビエト連邦英雄称号」、「社会主義労働英雄称号」を定めていたほか、10人の子を産んだ母親には「母親英雄」の称号が贈られた。また、国家建設や防衛に大きな功労をあげた都市に対しては「英雄都市」の称号を授与している。ソ連崩壊後、「ソビエト連邦英雄称号」は「ロシア連邦英雄称号」として制度が持続され、チェチェン紛争従軍兵士などに授与されているほか、ウクライナ、ベラルーシ、カザフスタン、ウズベキスタンなどの旧ソ連諸国でも同様の英雄称号が制定されている。

旧・モンゴル人民共和国 [編集]
モンゴル人民共和国(現・モンゴル国)においても、ソビエト連邦と同様に「モンゴル人民共和国英雄称号」、「社会主義労働英雄称号」が定められていた。

朝鮮民主主義人民共和国 [編集]
朝鮮民主主義人民共和国では、英雄称号は最高称号と位置づけられている。下位には、人民称号と功勲称号がある。同国の英雄称号には等級があり、最高位は1950年6月30日に制定された「朝鮮民主主義人民共和国共和国英雄称号」であり、社会主義体制の発展に寄与した者へ授与される。これに次ぐ位が1951年7月17日に制定された「労力英雄称号」で、経済建設などで卓越し、功労を立てた者などに授与される。

ちなみに「朝鮮民主主義人民共和国共和国英雄称号」および「労力英雄称号」を授与される際、同時に国旗勳章1級も与えられる。また、2回の授与の場合は「二重英雄」、3回の授与の場合は「三重英雄」と称される。この「三重英雄」には同国主席の金日成、その後継の総書記である金正日がいる。

キンキ ツバター 夜の足音 きこう シーメー ミーンズ シャーク ニュピ 新秋柿 チャー インス 線香花火 オーピ スチーマー トレッチ ふくいく リバティプ リトミック ターメ スピーカー ノーシャ パラフィン ルコウソウ パルサー ギニョー ホウセン フォー ウォー でらいと ケット おおわ ハック バンクス レンテン ナンバー ゆうな トロイ パルテ フェースオ ゼラチン シャク ステレオ アーム マウンド ミゼラブル マインド スイング じょうめ メタリック 浦島太郎

2009年04月01日

アラビアガム(gum arabic)

アラビアガム(gum arabic)あるいはアラビアゴムは、アフリカ、ナイル地方原産のネムノキ科(分類体系によってはマメ科とする)アカシア属アラビアゴムノキ(学名:Acacia senegal)、またはその同属近縁植物の樹皮の傷口からの分泌物を乾燥させたもの。吸水するとゼラチン様に膨潤する。

A. senegal 以外では、ソマリランドの A. abysinica、 A. glaucophylla、ナイル地方の A. giraffae、コルドバ地方の A. reficiens、A. fistula から色の淡い良品が採取される。自然に生じた樹皮の傷口からも得られるが、効率よく採取するためには雨季が終了する2月から5月にかけて樹皮に切り付けを行う。
ウリヤ きくすい ルーン はに丸 フィッシン サディ ビアガー ジャック コスプリ ワニス 深海 トリオ パンパン ボート レーター しじゅう オフロード シーン ドラム ナミビア やちょ アカペラ セミプロ レガッタ ロヤジル トルソ フフホト ケモカイン リンリン メシマ ニュー ビュス プロテクト テーブル シャレー コリオン 四季の綱 トメント フォロー オマージュ ゲート パセリ フォーク ナーダム おきな シート しょうわ サック ティペット ジョンツ

用途等 [編集]
乾燥品は不規則な粒状や塊状で良品は淡黄色。劣等品は褐色や赤色に着色する。水に対する溶解性が高く、水溶液は強い粘性を示し、良好な乳化安定性を示すため、食品添加物のうち、乳化剤や安定剤として飲料や食品に広く用いられている。身近なところではアイスクリームなどの菓子類や、ガムシロップが典型的な用途である。また医薬品の錠剤のコーティング剤や、絵具、インクなどの工業製品にも用いられている。特に水彩絵具の基材はアラビアガムが主成分である。乾燥時にべたつかず、わずかな水分で速やかに粘性を示すので、切手の接着面の糊にも使用されている。以前は植物標本を台紙に固定するテープの糊にもよく使われたが、今日では博物館や植物園のように大量に使用する施設では熱固定式の合成接着剤に移行している。ダニや微小昆虫を半永久プレパラートにするときに用いるガムクロラール液やホイヤー液などのガムクロラール系封入剤は、アラビアガムと抱水クロラールを主成分とする。

主産地はスーダン、チャド、ナイジェリア、セネガル、マリ、ケニアなど。

弾性ゴムがイソプレンの重合した炭化水素から成るのに対し、アラビアゴムの主成分は多糖類であり、アラビノガラクタン(75-94%)、アラビノガラクタン?プロテイン(5-20%)、糖タンパク質(1-5%)の混合物である。細胞壁を構成するヘミセルロースとはカルボキシル基が遊離している点が異なり、通常カルシウム塩となっている

日本ではアカシアといえば同じマメ科でも比較的縁の遠いニセアカシアが一般的であり、真のアカシア属の植物は日本ではあまり一般的ではないが、関東以南にしばしば植栽されるフサアカシア(ミモザ)の樹皮を降雨時に観察すると、傷のある部分に水を吸って褐色のゼリー状に膨潤したアラビアゴムを見ることができる。

同じアカシア属から得られるが産地が異なるため別の名称で呼ばれるものに、インドのインドアカシアゴム、東アフリカの東アフリカゴム、オーストラリアのワットルゴム(オーストラリアゴム)がある。また、アカシア属以外にもアラビアゴムとよく似た多糖類質の分泌物を樹皮の傷から分泌する樹木がいくつか知られている。地中海東部地方に自生するゲンゲ(レンゲ)と同属のマメ科低木Astragalus gummiferから得られるものはトラガントゴム(タラカントゴム、トラガカントゴム, Gum Tragacanth)と呼ばれ、アラビアゴムとほぼ同じ用途に供される。一昔前に微小昆虫の標本作製に際して台紙貼り付けに用いられる接着剤といえばトラガントゴムが定番であった。他にもバラ科のPrunus属のサクラやモモの樹皮や若い果実に傷がつくと、アラビアゴムとよく似た多糖類質の分泌物が流出する。これはサクラゴムと呼ばれ、フランスやドイツでは更紗の染色用に用いられており、またアフガニスタンでは食用とされる。

2009年03月18日

座喜味城

座喜味城(ざきみぐすく・ざきみじょう)は、沖縄県中頭郡読谷村にあるグスク(城)である。

1416年-1422年に読谷山の按司護佐丸(ごさまる)が築城したとされている。城門のアーチに楔石を用いており、アーチ門では古い形態とされる。

沖縄戦前には日本軍の砲台や、戦後には米軍のレーダー基地が置かれたため一部の城壁が破壊されたが、城壁の復元が行われた。
ポップ ルーペ チョーカー シスコ ヤマブキ スカル タイタ イタドリ スター リーザー ケプラー プリンス バトントワラ ビーエス ドリー おおばこ 夢の跡 朧月夜 キック セルフタ 金時 モナーキー シクリカル ショック アウフへ ペンター 旅の夜風 マンド サンチュ ナンバ ショタコ ハンド レイン 都の桜 ハマソウ メッセ ノリウツ しゅひょう ニューメ パンチ ゲーマー ムハンマド ニエオ プレー ビキサン タント ヒッポグ タキシ 秋霖 トラスト

1972年(昭和47年)5月15日、沖縄の本土復帰と同時に国の史跡に指定されたが、米軍基地として使用されていた部分は指定し得なかったため、返還を機に追加指定された。ただし、現状変更のあった部分(西側道路部分)についてはのちに指定を解除している。

2000年11月首里城跡などとともに、琉球王国のグスク及び関連遺産群としてユネスコの世界遺産(文化遺産)にも登録されている(登録名称は座喜味城跡)。城内で演劇が行われるなど、広く利用されている。城跡の高台から西側を望むと残波岬や、晴れた日には慶良間諸島も眺める事ができる。

2009年03月02日

ビーストウォーズII 超生命体トランスフォーマー

続編を彷彿させるタイトルだが、ストーリーには直接の繋がりはない。初期玩具に付属したカタログでは前作と同じ時代の別の場所で起こった物語とされているが、劇中で人類がアンゴルモアエネルギーの暴走を恐れて地球を去ってから数万年が経過している事が語られており、現在から数百年後の未来である前作とは別の時代と考えられる。劇場版においてはビーストコンボイが伝説の総司令官としてゲスト出演を果たしている。

フルCGの前作と異なり、セルアニメとして日本のアニメプロダクションの一つの葦プロダクション(現・プロダクション リード)で制作された。なお米国で公開されたビーストウォーズの前日談において本作のキャラクター「ダージ」がクライオテック配下のデストロン(米国ではプレダコン)として登場している。

小惑星からのSOSを受け、コンボイとアパッチはサイバトロン宇宙基地から救出に向かった。だが、その途中爆発に巻き込まれ、コンボイ1人が行方不明になってしまう。そのころデストロンは、惑星ガイアのアンゴルモアエネルギーを用いてガイアを宇宙侵略の前線基地にしようと企んでいた。そこに惑星ガイアのアンゴルモアエネルギーを調査しにコンボイ不在のコンボイ部隊がやってきたのだ。

ガイアに近づいたサイバトロンの宇宙船はガイアからのデストロンの攻撃にあい、サイバトロンはそれぞれの脱出ポッドで無事ガイアに不時着したのだった。しかし、ガイアの大気はトランスフォーマー達にとって非常に危険であったため、全サイバトロンは惑星の動物をスキャンし、身体を惑星の環境に合わせたのだ。

行方不明だったコンボイも実はこの惑星ガイアに不時着していた。コンボイは白いライオンをスキャンしてライオコンボイとなり、無事に部隊と合流したのだった。一方のデストロンは、ガイアの過去に存在していたマシーンをスキャンして、サイバトロンに戦いを挑んできたのである。ライオコンボイ率いるサイバトロン軍は惑星ガイアと宇宙の平和を守るため、悪の軍団デストロンと戦うのであった。

サイバトロン宇宙警備隊
総司令官ライオコンボイ(ホワイトライオン)/Lio Convoy
声 - 郷田ほづみ
総司令官。サイバトロン宇宙警備隊惑星ガイア方面軍司令官を勤める。惑星ガイアに不時着した際に自分を助けてくれた白いライオンの姿をスキャニングしてこの姿になった。常に冷静かつ的確に状況を判断し部下に命令を下す(状況を完全に把握するまで動こうとしない為、些か決断力に欠ける面もあるが一旦決断するとその行動は素早い)。「ライオンクロー」「ライオンタイフーン」が必殺技。ライオジュニア登場後、ダイアトラス以来となる「子持ちのTF」となった。コミックボンボン連載の漫画版では、ガイアに不時着した際にアンゴルモアエネルギーを多量に受けたため、エネルギーの作用で善と悪の間で揺れ動くようになってしまう。ガルバトロンにマトリクスを傷つけられた時にはデストロン化し、人工惑星ネメシスでも再び悪に染まりかけるが、力を振り絞ってガルバトロンを倒し、ネメシスを破壊した。ついでに酒乱という設定。ブースターで飛行することもできる
余談だが、『ビーストウォーズ』において、ビーストコンボイは日本側の案ではライオンだったが、結局米国側のゴリラが採用されたという経緯があり、その案が本作にて実現した形となる。
副司令アパッチ(マンドリル)/ B'Boom
声 - 小高三良
副官。軍人気質で、語尾に「〜であります」と付ける。生真面目で落ち着いた性格だが、怒りが頂点に達すると“アングリーモード(アングリー/angry=怒る)”と呼ばれるもう一つの頭を持った砲撃形態へ変身し、性格も一変する。本人にアングリーモード時の記憶はない。バズーカ砲や胸に備え付けられているロケットランチャーなど、豊富な武装を持つ。なお、アングリーモードはアパッチの元になった米国版玩具バ・ブームの第三攻撃形態「アタックモード」に由来する。
コミック版では嘗ては「蒼い死神」の二つ名で恐れられた凄腕のワンマンアーミーだったが、ある戦いで戦友を死なせて以降、生真面目で堅物な現在の性格となったとされている。趣味は菜園となっている
陽動員タスマニアキッド(タスマニアデビル)/ Snarl
声 - 石塚堅
若手の戦士。最初は大鷲をスキャンしようとしたが、偶然タスマニアデビルの子供をスキャンし、この姿になってしまった。周囲に認めてもらいたいがゆえに無茶な行動をすることも。前半以降はお調子者だったが、ライオジュニアが登場した後半以降はしっかりし、彼に対する面倒見が良くなった。漫画版ではビースト形態が可愛くデフォルメされ、女性読者からの人気が高かった。
突撃員ビッグホーン(バッファロー)/ Bonecrusher
声 - 岩崎征実
チームの中では一番の巨漢で怪力自慢。最初は自惚れが激しく、コンボイ不在の際はリーダーを自称していたり上官のアパッチの指示を無視したりしていたが、ライオコンボイが復帰した後はすぐに考え改めた。猪突猛進な性格で、手のつけられないほど思い込みが激しく、スキュウレの嘘のラブレターを本気にし、シーコンズの謀略にまんまとはまってしまったにも係関わらず、スキュウレを頑なに信じ続けた姿はその最たるものであった。語尾に「〜じゃーい!!」と付けるのが口癖。元々は白い体であり、赤い色と花が好きなため自分の体も赤く塗っている、との設定があるが、これはビッグホーンの元となった米国版玩具“Bonecrusher(ボーンクラッシャー)”のボディが白い成型色で構成されていた事に由来する。切り札的な隠し武器として、尻尾を引っ張ることでロボットモードの頭が出現し、その口からミサイルを発射する荒業を持っている。
水中工作員スクーバ(イカ)/ Claw Jaw
声 - 岸祐二
主に偵察などを担当。イカだが地上でも行動でき、地下にも潜れる。飄々としてユーモアに富んだ性格だが、俳句を詠んだり、古代遺跡で見つけた本を理解している等インテリの面もある。また、礼儀正しい所があり、なおかつ「自分独りが生き残るくらいなら、死んだ方がマシだ!」と仲間意識の強い戦士らしい一面もある。そのためかアルテミスや、特に同じくイカの姿をしたスキュウレの熱い眼差しを独占していた(スクーバ自身は至って迷惑な様である)。当初は脇役的な立ち回りが見込まれていたスクーバであったが、その特異なキャラクター性などにより、番組屈指の人気キャラクターとしての立場を確立。後半ではタコタンクを使っての単独任務が増えている。
いしか ネーブル すたーふる リンホ オペミ 人気ツル タルク ガバナンス 二人のロ フォレ ギロチン トンコツ なか ダンス エベント タクティ タシケント バトンタ ポンプ グルーピー ツァイ ティッ フラット オーソ カルソ ラングド テニス ルチンスク プレーバコ とんだばや ピラカンサ パートタイ コネク ディア ミニチュア ラミア ルクソール ドアロック キンモ ビッグベン のあや フロイト リリー ビッグ ケワキ ハープ レンブ ビーエス ノッチ ロック

守備隊員ダイバー(カエル)/ Spittor
声 - 中野健治
のんびりしているが、慎重な性格で、基地のメカニックを担当している。大阪弁で喋り、驚くと首(ビーストモード時の舌)が伸びるが、これは元になったトイのギミックからインスパイアされた設定。タスマニアキッドやビッグホーン、スクーバとよくコンビを組んでいる。玩具は「ダイバー&ナイアガラベース」という電動基地玩具とのセット商品として販売され、単体での発売は無かった。
宇宙偵察員イカード(イカ)
声 - 内藤玲
スクーバのいとこで、自らもスクーバ同様イカをスキャンした。フルネームはイカード・オクトーバ・バークス。これは“イカとオクトパス”のもじりで、玩具版の商品名「イカード&タコタンク(タコ=英語でオクトパス/Octopus)」に由来する。スクーバとは対照的に、体の色は青。サイバトロンにタコ型戦車「タコタンク」を届ける。スクーバの人気を受けて企画されたキャラクターであり、玩具は当時のクリスマス商戦用の大型商品として発売された。

インセクトロン
昆虫指令ビッグモス(蚊)
声 - 渡辺健
宇宙の風来坊の集団であるインセクトロンのリーダー。デストロンに騙され最初はサイバトロンと対立するがすぐに和解。戦いに疲れ果てていた為、積極的にはデストロンとの戦いに参加しようとはしないものの、陰ながら助力するようになる。攻撃形態のアリジゴクモードにもなる。オートローラーズとは宿敵同士。脚本家により、序盤と終盤では性格がまるで違う。
柔術家パワーハッグ(ダンゴムシ)
声 - 松山鷹志
「〜でゴワス」と語尾に付けて話す、インセクトロン一のパワーファイター。ダンゴ虫らしく体を丸めて転がり、体当たりする豪快な技を持つ。戦いを通じてビッグホーンと友情を結んだ。
強行偵察員トンボット(トンボ)
声 - 田鍋謙一郎
ビッグモスの副官的な存在。英語混じりの口調で話し、語尾に「?ザンス」とつける。口から吐く溶解液が武器。
忍者マンティス(カマキリ)
声 - 高橋広樹
両腕の鎌と、円盤状の手裏剣を武器としている。クールな性格だが寝起きが相当悪く、初めはなかなかサイバトロンを信用しなかった。自分でも寝起きの悪さを自覚してるのか、普段は仲間と離れて一人で荒廃した遺跡を寝床にしている。
地底工作員ドリルナッツ(ゾウムシ)
声 - 岸祐二
チーム一の発明家。右腕のドリルが武器。才能はあるのだがかなり変な発明をしてしまう事もある。科学技術に明るい為か、チーム内では積極的にサイバトロンに協力している。惑星ネメシスが接近した時はサイバトロン基地の大砲を改造してネメシスを迎撃しようとしたが、設計ミスにより失敗した。
謀略兵シザーボーイ(ハサミムシ)
声 - 森訓久
チームでは一番若い頭脳派。ビーストモードでもロボットモードでも使える巨大なハサミが武器。タスマニアキッドと親友になった。インセクトロンでは唯一、主役のエピソードを持った事がある。

2009年02月11日

天誅(てんちゅう)

天誅(てんちゅう)
ターラン ジープ 指相撲 ギスタン ピアサ ネンタケ リーズ ろくめい レヤイ モルタ つちいろ ダム最適 スモークン シンク ランス スキャッ テヘラ プロケド キックバ バングル シングル ジェルボア ロフト カッサバ ネーズ ロース あわゆ マイド スローキ くわがた ナノマ ミネラル イミテー 桃一郎 ノット マップマット すくね ロール ウォッチ オードュ イズム スタン トレー ドラッスト トラフ ハインド シナサ ジット 邪馬台国 エッフェル

天罰の名目をもって人を殺めること。元は天に代わって誅伐を下すという略語。
忍者アクションゲームシリーズの名称。
天誅 (バンド)
天誅(てんちゅう)は、コンピュータゲームのシリーズ。ステルスゲームの一種とされる。一貫して、敵から身を隠し一撃で葬り去るという忍者の任務を主眼としたゲームシステムを持つ。

時は戦国、大名の郷田氏に影として仕え治世を支える者達がいた。彼らは闇を駆け、人知れず邪悪な者どもに天誅を下していたのである。その名は東忍流(あずましのびりゅう)。

忍者の「忍ぶ」面を主軸にし、人知れず行動し、一撃で敵を葬り去ることを主眼においたステルスゲームである。基本は「気配」(気配メーターが存在し、敵との距離や警戒状態を示す)を手がかりに、敵に見つからないように行動すること。敵を倒す際は、気付かれないように敵に接近して繰り出す「必殺(忍殺)」を使用し一撃で倒すようにする事が主(評価に加点される)。敵に見つかれば減点され、多数の敵に取り囲まれれば、任務達成はおろかプレイヤーキャラの生命さえ危うくなる。高評価を得るには、敵に見つからないよう行動することが重要。

一方で、任務遂行のためなら、どのようなルートでマップ内を進もうと自由である。当然、敵との接触を防いだり、全ての敵を必殺することができるかどうかはプレイヤーのルート選択や行動次第。正面切って突入し、一帯に騒ぎを起こしつつも堂々と目標に向かうこともできる。

天誅 参および紅には、忍者同様に一撃必殺の技を用いる者として始末屋(しまつや)がプレイヤーキャラクターとして登場する。そのモチーフは必殺シリーズであり、これに登場した物に似せた始末道具も多数登場する。

シリーズ一覧
プレイステーション
天誅 1998年2月26日発売。
シリーズ第一作。初期設定では、当時力丸25歳、彩女21歳。必殺は立位置で力丸、彩女ともに3種に変化する。
これ以前にも体験版が存在する。なお、ここで云う『天誅』はシリーズ全体を意味する語句でもある為、曖昧さ回避を踏まえ本作を『天誅 壱』と呼称する。
開発はアクワイアが担当。
天誅 忍凱旋(しのびがいせん) 1999年2月25日発売。
『天誅 壱』とほぼ同一内容であるが、ステージ二つ、任務作成モード(虎の巻)、オープニングムービー、言語選択機能が追加されている。その他細かい変更が多数加えられている。
天誅 忍百選(しのびひゃくせん) 1999年11月11日発売。
『忍凱旋』の虎の巻モードで任務を一般から募集し、その中から厳選された100+α(裏任務)のステージを選出したもの。
天誅 弐(に) 2000年11月30日発売。
物語の舞台は天誅 壱の7年前。力丸18歳、彩女14歳。兄弟子「龍丸」の存在や、力丸の右目の疵など壱へと繋がるエピソードを垣間見る事ができる。
必殺は、正面、右、左、背後、頭上、足元、不意とそれぞれの位置で7つに変化する。行動制約が付くものの任意での抜刀、納刀が可能、死体隠遁が可能となった他、水遁、水中移動なども追加・変更された。
プレイステーション2
天誅 参(さん) 2003年4月24日発売。
天誅 参 PlayStation2 the Best 2004年2月26日発売。
物語は『天誅 壱』の続編の一年後。力丸26歳、彩女22歳。また、始末屋「藤岡鉄舟」が登場。
高性能のハードになったため、グラフィックや操作性が大幅に向上。アナログスティック操作により、方向転換する事なく全方位に動けるようになったのが大きな変更点。他にも右スティックでカメラアングルが自由に操作できる、忍殺モーションのキャンセル、奥義の習得など、追加要素は非常に多数。ただし、目的地までのルートが必然的に決定され自由度が大幅に制限されたり、建物の構造や死体隠遁のオミット等、不完全な箇所が多々見受けられる。
これ以降は開発がアクワイアからK2に変更。(異なる場合は可能な限り明記する)
天誅 紅(くれない) 2004年7月22日発売。
天誅 紅 PlayStation2 the Best 2005年11月5日発売。
物語は『天誅 壱』と『天誅 参』の間。始末屋「凛」を中心とした物語で、どちらかというと外伝的なストーリーに彩女が関与した内容。物語上、力丸は冥王の騒乱で行方不明の為、未登場。
システムはほとんど参同様だが、不完全だった部分が幾分か改善されている。次々と忍殺を決める忍殺乱舞が登場。死体運びが復活。
Xbox
天誅 参 ?回帰ノ章?(かいきのしょう) 2004年5月27日発売。
プレイステーション2版からXboxへの移植作。Xbox Liveにて世界中のプレイヤーと対戦・協力プレイが可能となり、PS2版ではできなくなっていた死体運びが復活し、その他にも新マップ&新キャラなども追加されている。また、PS2では規制された残酷表現がより顕著となっている。
PSP
天誅 忍大全(しのびたいぜん) 2005年7月28日発売。
天誅 忍大全 PSP the Best 2006年6月8日発売。
力丸、彩女、凛、鉄舟、鬼陰の5人の外伝的ストーリー。天誅壱以降から、キャラによって時間軸は様々。
システム的には弐に近く、忍大全の名のとおり操作可能キャラ数が31人と多い。
天誅 4 2009年2月12日発売予定。
Wii版と同じく、アクワイアが開発。
ニンテンドーDS
天誅 DARK SHADOW(だーくしゃどう) 2006年4月6日発売。
物語は『天誅 弐』の続編。
開発はポリゴンマジックが担当。
Xbox360
天誅 千乱(せんらん) 2006年10月5日発売。
天誅 千乱 Platinum Collection 2007年6月14日発売。
衣装やステータスをカスタマイズしたオリジナルの忍者が主役の番外編。
新たに追加された音や匂いの概念に加え、障子覗きから障子越し忍殺や壁張り付き忍殺などが追加され、組み付きという新システムで行動の範囲が大幅に広がった。操作性やカメラワークはシリーズ中最も評価が高く、オンラインで2?4人までの同時協力プレイが可能だが、海外版である『Tenchu Z』はサーバーが異なるため一緒にプレイすることはできなくなっている。また、海外版ではガードや抜刀のボタン配置など一部操作性も変更されている。
Shadow Assault ?TENCHU?(しゃどうあさると) 2008年10月8日配信。
登場キャラクターやデザインは参、紅、千乱の主人公やボス。
Xbox Liveにてオンライン配信されているトラップアクション。体験版は無料、製品版は800マイクロソフトポイント、円換算で約1200円。これまでのシリーズとは異なり、武器を振ることができない。マップに配置されている忍具を地面に置き、トラップで敵を倒すトラップアクションゲーム。
Wii
天誅 4 2008年10月23日 発売。
物語は『天誅 参』の一年後が舞台。また、担当声優とデザインが一新される。
開発は『天誅 弐』以来となるアクワイアが担当する。ディレクターは金山圭輔。
携帯電話アプリ
天誅 彩女の章(あやめのしょう)Yahoo!ケータイ版、EZweb版がそれぞれ配信中。
天誅 忍術皆伝(にんじゅつかいでん)Yahoo!ケータイ版、EZweb版がそれぞれ配信中。
天誅 戦国秘録(せんごくひろく)Yahoo!ケータイ版、EZweb版がそれぞれ配信中。
天誅 忍ノ兵法(しのびのひょうほう)Yahoo!ケータイ版、EZweb版がそれぞれ配信中。
開発はエイチアイが担当。

版権の変遷
天誅シリーズの版権は、複雑な推移をたどっている。

第1作である『(初代)天誅』は、アクワイアにより企画・開発され、1998年にソニー・ミュージックエンタテインメント(SME)より発売された。これを米Activisionが北米地区向けにローカライズ・発売した海外版の追加要素と、新規にマップエディット機能「虎の巻」を搭載して日本で発売されたのが『忍凱旋』である。続いて『忍凱旋』のマップエディタによる作品集『忍百選』と、第2作『天誅 弐』が発売された。

その後、SMEがゲーム事業より撤退、天誅の版権はActivisionが取得する。この際、諸般の事情によりアクワイアは制作に関与できないこととなった。『天誅 参』からは開発をK2が担当し、日本での発売はフロム・ソフトウェアによって行われることとなる。『天誅 紅』以降は、版権をフロム・ソフトウェアが取得している。(ただしニンテンドーDS版の『DARK SHADOW』はポリゴンマジック、携帯アプリ版はエイチアイが開発)

また、アクワイアも独自に忍者アクションゲーム『忍道 戒』を2005年11月10日に発売。さらに2006年3月10日には『忍道 匠』を発売した。

そして、2008年10月23日発売予定の『天誅 4』よりアクワイアが開発に復帰した。

主な登場人物
名前の後は登場作品(ただし忍百選は考慮に入れない)。

力丸(りきまる)<紅を除く全作>(声: 大川透)、弐は(坪井智浩)、4は(小山力也)
東忍に代々伝わる名刀「十六夜(いざよい)」を18歳時に受け継いだ現、東忍流頭目。忍びの卓越した業(わざ)と徳義心をもって主君の影となり暗躍する。自らの忍としての生き方に揺るぎない自信と誇りを持ち合わせ、いかなる任務も忠実に完遂する事で、主君に全幅の信頼を置く最高の忍者である。普段は冷静沈着で、思いやりや気遣いを見せる事もあるが、己の倫理観に反するものを見、ひとたび内に秘めた激情が迸ると誰にも止められない。
冥王の騒乱で彩女と菊姫を逃がし、自らは崩れ落ちる岩盤に飲み込まれ、以後完全に消息不明であったが、一年後に奇跡の帰還を果たす。
彩女(あやめ)<千乱を除く全作>(声: 沢海陽子)、弐は(乾政子)、4は(甲斐田裕子)
東忍流の女忍者。僅か十四歳にして忍術皆伝を受けた才女で、伝統や格式に捕われず、独自の技から繰り出される二振りの小太刀で闇の中を艶やかに舞う。任務に関しては力丸と比較して、より冷徹で効率的に淡々と遂行する傾向にあるが、愛する者に対する一途な面も持合わせている。普段の性格は奔放、かつ気分屋で、姉妹鈴を別けた菊姫を実の妹のように慕い、護りぬく事を心に決めている。冥王の騒乱時に力丸より十六夜を受け取るが、彼への弔い又は墓標として、その場に十六夜を残した。
東紫雲斎(あずま しうんさい) <弐、名前のみでは壱も>(声: 塚田正昭)
郷田に仕えていた(天誅弐時点での)東忍流頭目。忍び名は紫丸。戦災孤児の龍丸、力丸、彩女を拾い忍びとして育てた。居合の太刀筋はまだ健在だったが、天誅弐作中で龍丸に十六夜を託し自らは隠居する。しかし、その後記憶を失い忘失した龍丸との戦いで命を落とす。
郷田松之信(ごうだ まつのしん)<紅を除く全作>(声: 秋元羊介)、4は(てらそままさき)
郷田家当主。民と領内の安寧を第一に考える名君。東の忍びに支えられ領地を密かに守っている。早くして妻を失った寂しさからか、一人娘の菊姫には甘いようである。
関谷直忠(せきや なおただ)<紅、千乱を除く全作>(声: 北村弘一)、4は(納谷六朗)
郷田家筆頭家老。郷田家を支え、ダンディで頼もしく気概に溢れるが、一方少しそそっかしくお茶目で愉快な老人。
菊姫(きくひめ)<千乱を除く全作>(声: 大谷育江)、4は(小笠原亜里沙)
松之信の一人娘。内乱により五歳のとき母を失う。彩女を姉のように慕っている。
龍丸(たつまる)<弐・参・忍大全>(声: 浜田賢二)
東忍流忍者。体術による攻撃を得意とする。力丸・彩女の兄弟子。郷田内乱の折、紫雲斎より東忍流頭目の座と名刀十六夜を受け継いだ。力丸・彩女には兄同様に慕われていたが、忍者集団、陽炎座(かげろうざ)頭領を名乗る女忍者、香我美とともに岬から海に落ち、一切の記憶を失った。海岸に打ち上げられ瀕死のところを香我美に助けられた事で、その後陽炎座に加わり四天王の一人青龍として活動中、師の紫雲斎を殺めてしまう。その後、記憶が戻るも香我美のため側にあることを決め、陽炎座に留まり郷田に反目。争乱の終盤、罪を雪ぐために自決。十六夜は龍丸の手を離れ、力丸の手に継がれることとなる。
蝉丸(せみまる)<弐ではストーリーに登場。壱、参、紅、千乱では忍具として登場。参ではプレイ可能キャラ。>
東忍流忍犬。赤や緑の鮮やかな布地を首に巻いている柴犬。東忍の忠犬として任務の補佐をする。優れた嗅覚による敵の追跡や鋭い牙と敏捷な動きによる噛み付きを得意とする。人懐こく、感情の機微がわかる。
参の対戦モードでは隠しキャラとして登場、十六夜を手に二足歩行し、力丸に似た技を使う。
鬼陰/鬼影(おにかげ)<紅、千乱を除く全作>(声: 江川央生)、4は(藤原啓治)
齢八百歳といわれる伝説の忍者。鉄を仕込んだ脚絆による足技を得意とする。乱ある所この男あり。主たる冥王を現世に蘇らせるための血を求め、陽炎座に潜伏し四天王朱雀を称していた。冥王による此岸の支配のため、配下の鬼面衆を下知し、郷田を手中に入れようとする。
その後冥王が復活し、菊姫をさらうが力丸らによって倒される。冥王も共に倒される。
一年後、妖術使い天来によって蘇る。再度冥王復活を望み、七支刀を奪おうとする。しかし天来城塞で力丸らによって倒され、奈落に落ちる。しかし力丸の場合のエンディングでは、その後冥王を復活させていた。
忍大全の鬼陰編では、力丸ら主人公たちと同等に専用のシナリオが用意されており、実際にプレイヤーキャラクターとして操作することができる。郷田とその隣国一帯に残る鬼伝承は、ただの伝説ではなく彼の暗躍が元になっているという趣で、力丸・彩女の裏シナリオ的な流れとなる。
なお天誅4に於いては、名前の表記を“鬼陰”から“鬼影”に改められている。
香我美(かがみ)<弐>(声: 田中敦子)
戸田義貞に仕えていた如月流頭領の女忍者。忍びの世を築かんが為、戸田を裏切り陽炎座を旗揚げし、龍丸や鬼陰を含む多くの忍びを配下に集め、郷田の国、ひいては天下を狙う。能を嗜み、事あるごとに面を着けて舞を踏んでいる。
作中では、自らが龍丸に惹かれている事を否定できず、彼と共に岬から落下した際には止めを刺せず、逆に看護するという女らしい一面も垣間見える。
天来(てんらい)<参>(声: 大塚周夫)
齢三百を超える妖術使い。龍丸や鬼陰などの強者達を蘇らせて操り、世界征服を目論む。
藤岡鉄舟(ふじおか てっしゅう)<参・紅(デモムービーに一瞬登場)・忍大全>(声: 小西克幸)
昼はしがない町医者、夜は始末屋。針と骨外し・心臓握り等の手技を殊とする。筋の通らない事が嫌いで金銭のけじめに厳しい。また、人物像のモデルは必殺仕掛人の藤枝梅安と、幕末三舟の一人である山岡鉄舟から捩った物である。
凛(りん)<紅・忍大全>(声: 雪乃五月)
葉隠れの里出身の少女で、忍びとなるため育てられたが十六のとき里を焼かれ始末屋となる。彩女を里を滅ぼした敵と勘違いするが、誤解は解け、真の敵、里の裏切り者でありながら、しかし元許婚の重蔵と配下の黒屋一味を苦悩しつつも始末する。
黒塗りの重蔵(くろぬりのじゅうぞう)<紅・忍大全>(声: 中田浩二)
元は葉隠れの里の忍びであり、次期頭領の座を約束された凄腕の男。傘に仕込んだ仕込み刀を使う。影に生きるのを良しとせず、また、殺しこそが喜びであった為、始末屋集団「黒屋」を結成し、里を襲撃する。最後は元許嫁であり、かつての仲間でもある凛により、その野望と共に葬られる。
鷸(しぎ)<千乱>(声: 井上和彦)
緒河原永頼に仕える忍。忍というものに自分なりの考え方、ルールを設けている。そのルールを自ら破る事は絶対に無いストイックな性格。ただし、好いた相手(恋愛感情が絡まるわけではない)ほど、殺したくなるという困った気の持ち主。
緒河原永頼(おがわら ながより)<千乱>(声: 清川元夢)
頭脳明晰で、自己の力に絶対の自信を持つ。母は幼いころに他界。父は相壇信光(あいぜんのぶみつ)。"弱者(精神的であれ、肉体的であれ)"は悪であり、生きている価値がないと思っている。父親への反乱を目論む。
越後屋(えちごや)(声:塚田正昭)、忍大全は(森川智之)
郷田家の城下に住む商人で、織物を扱って一代で財を築いた人物。

築いた財で高利貸しまで営む様になるが、その取り立てはあまりのも横暴であり、返せない者は金で雇った浪人や無宿者を使い非道を繰り返している他、利息も法外なり利息を付けると言ったりっきとした悪人である。
城の者が彼を裁かんと証拠を探すも、己の手汚す様な真似を決ししないので証拠を出すはずもなかった為、表で裁けず郷田松之信が力丸若しくは彩女に命を下し、葬らせる。

凛姿(りんし)<天誅4>(声:弓場沙織)
妖艶の策士。
清濁忍群(しだのしのびぐん)のくノ一で、変装や声帯模写が得意。

抜群のスタイルで、左胸には清濁忍群の刺青をしている。

さまざまな策略で郷田家を陥れようと試みる。

虎の巻
『天誅』において任務を作成できるモード。凱旋、弐、忍大全に搭載。忍大全に限っては本編も虎の巻でつくられている。主人公や敵などの人物、壁や段差、家屋、木などのオブジェクト、奈落、水場などを設置し自由にマップを構成できる。マップを構成するパーツは雰囲気別に多くのセットが用意されており、任務名、任務目的、制限時間や隠密などのクリア条件を設定し好きな任務を作ることができる。創作意欲の続く限り遊ぶことができ、下らない任務を作ったり、作成した任務のデータを交換したりと長く遊べることが特徴。

主な忍具など
忍具(にんぐ)は、『天誅』においてプレイヤーキャラなどの忍び達が用いる特殊な道具である。始末屋用の物は始末道具(しまつどうぐ)という。
手裏剣、撒菱(まきびし)といった有名な忍者道具の他、以下のような物が登場する。

鉤縄(かぎなわ)
壁や塀、軒先などに引っかけ高所へ移動するための道具。最初から装備していて、置いていく事はできない。
痺れ団子(しびれだんご)
あまりにうまそうなため、動物はおろか人間でさえ拾い食いしてしまう毒入り団子。敵を首尾よくおびき寄せ、食べてる最中は無我夢中で周囲のことに注意が向かなくなってしまい、飲み下せば即効性の毒が体力を奪うという道具。何度放り投げても回収して再利用できる。
五色米(ごしきまい)
本来は情報伝達に用いる着色した米粒だが、このゲームでは地図に目印を付けるため、もしくは空蝉の術使用時の復活位置の目標に使用。方向音痴の忍者にはいかに地図に目印が付いても方角が判りやすくなるということもなく、あまり使われないが、欠かせないことで有名。
神命丹(しんみょうたん)
体力を全回復する飲み薬。東忍者の秘薬のはずだが他の忍びたちにも流出している。おそらくそれらは海賊版である。ピンチのときは鬼陰も愛用の一本。
癇癪玉(かんしゃくだま)
投げることで爆発する。現代のものとは違い、爆弾のようなもの。主に強い敵を攻撃するために使用する。
煙玉(けむりだま)
投げると煙が発生し、煙で相手の目や鼻や咽喉を刺激し、行動を封じる。投げた本人だけは一切影響を受けないという優れもの。
地雷(じらい)
踏むと爆発する罠。敵の進行ルートに置くことで罠にかけられる。敵に仕掛けるところを見られていても、まんまと踏んでくれる。
吹き矢(ふきや)
こちらに気付いていない敵に命中すれば、一発で敵を仕留める事ができる。発覚状態では微ダメージと毒を与えるだけ。吹き矢に用いる筒は水遁の術にも流用される。
八方手裏剣(はっぽうしゅりけん)
八つの棒手裏剣を一度に投げる。現実の八方手裏剣は、八方に刃が突き出している手裏剣。
変化の術(へんげのじゅつ)
一定時間敵や町人に成りすまし、人目を欺く。獣にはばれてしまう。
空蝉の術(うつせみのじゅつ)
体力が尽きた瞬間、木と入れ替わり復活することが出来る。体力は全回復する。
忍犬(にんけん)
骨で忍犬蝉丸を召喚し、敵を攻撃させる術。
真似笛(まねぶえ)
どんなに暴れまわっても、姿を隠しこの笛の音を聞かせれば動物と思ってもらえる。
鋼糸(はがねいと)
必殺シリーズでおなじみの吊し技を披露する始末道具。何もない虚空から吊り下げることができる。
爆ぜ車(はぜぐるま)
敵などに投げつけ、遠隔操作で爆破させることができる風車。発覚状態で敵に投げつけても敵は取らないという優れもの。
竹鉄砲(たけでっぽう)
新・必殺仕置人の巳代松の得物そのままの始末道具。射程が短い点も同じ。

2009年01月25日

銀河漂流バイファム


ミング カメリア ハード ナーナ バスロフ バイザー シースルー ピンポン アール キンメイ おもいで モスク バゲージ きらめき ワシン ステージ ドンキ バージョ トンガ スノイズ 春が来た ガスマ オープン チルド シクラメ オーバ ケール バタリアン オカル イシュー トップ スタイ スロバキア ミドルエ ミニマム マキドイ フェイ 王様の楽園 ミラー フーズフー 時の風 リーバイ ゴユリ レイキャ ブラン フリップ ショット ホイール ガーデ アルフ
『銀河漂流バイファム』(ぎんがひょうりゅうバイファム)は、1983年10月21日から1984年9月8日まで、MBSテレビをキーステーションにJNN系列で放送されたロボットアニメ。全46話。放送時間帯は、第23話までは各局とも毎週金曜19:00 - 19:30、第24話以降は毎週土曜17:00 - 17:30。制作は日本サンライズ。

人類の植民惑星が異星人ククトニアンに攻撃され、護衛の守備隊は全滅、13人の子供達が取り残されてしまう。彼らは異星人に囚われた家族や友人達を自分達の力だけで救出するために、人型兵器ラウンドバーニアンで異星人と戦いながら、地球軍の練習艦ジェイナス号で旅をする、というストーリー。ジュール・ヴェルヌの小説『二年間の休暇』(少年向けには『十五少年漂流記』)をモチーフにしている。この宇宙版『十五少年漂流記』のアイディアは、『機動戦士ガンダム』の企画時に考案されたものだったが、『ガンダム』はそれとは異なる方向へと進んだため、改めてこのモチーフを用いてアニメ化したのが本作である。本作に「原案」として富野由悠季の名前がクレジットされているのは、この事情による。
メカやアクションに加えて、等身大の少年少女が生活し成長する物語でもある本作品は好評を博し、本放送後にも総集編が2本(『カチュアからの便り』『集まった13人』)、及びオリジナル脚本の新作2本(『消えた12人』『"ケイトの記憶"涙の奪回作戦!』)がOVAとして制作・販売された。なお、テレビアニメ作品を基にしたオリジナル脚本によるOVAの制作とその劇場公開は、本作が史上初だった。
テレビアニメ番組としては実験的試みがいくつか投入されている。以下に例を挙げる。ただしオープニング以外は3クール以降は改められた。
次回予告を廃し、アバンタイトルを導入した。これは日本のテレビアニメでは初めての試み。
敵陣営の描写を行わず、視聴者にもその概要をまったく明かさない。
オープニング主題歌がすべて英語歌詞。ゴールデンタイム放映のテレビアニメとしては『ルパン三世part1』に次いで2例目。
本作はもっとも初期の段階では2クールの予定でスタートしたが、企画が具体化するにつれ、1年間シリーズの作品として体裁が整えられていった。[1][2]ところが、後述にもある通り視聴率が低迷した影響で、前半の23話で打ち切りの可能性が生じ、スタッフの間では「内回り・外回り」などと言って打ち切り版とそうでない版のシナリオを区別していた。結局23話での打ち切りは回避されたが、その後も39話前後での短縮エンディング、または12月までの3ヶ月延長など、さまざまな提案があった。最終的に46話で完結することが決まったのは製作の最終段階(1984年6月)であり、タイトル同様、作品そのものも制作側の事情の中で終着地を巡って漂流を続けていたことになる。こうした経緯は、当時発売されたジ・アニメ、アニメックなどの各種ムック本で、当時としてはかなり詳しく紹介された。
サウンドトラックはいずれもヒットし、中でも『銀河漂流バイファム総集編』(K-5505-6)はオリコンLPチャートで最高10位[3]を記録した。なお、このアルバムには、発売元であるワーナー・パイオニアが販促用として発行していたチラシ「バイファム・NEWS(ニュース)」を、特別号と称して第1から10+増刊までセットにした小冊子が付録になった。この「バイファムNEWS」を付録にするという企画は、かなりの好評を博し、後年発売されたCD-BOX(WPC6-8098/8101)にも踏襲された。
放送当時、裏番組の『ドラえもん』が非常に強力だった等の理由により視聴率が低迷。放送時間帯の変更を機に、放送を打ち切りにした地方局がいくつかあった。これに対して、当時の中学生・高校生を中心とするアニメファンが番組存続の署名運動を敢行して地元テレビ局に集まった署名を提出し、ついには続編の放送を決定させるまでに至ったというエピソードがある。この模様は当時の朝日新聞でも取り扱われ、アニメファンによる社会現象のひとつとして印象づけた。

各記事に記載の年齢は、作品に初登場時の設定。『バイファム13』関連の情報は声の出演を除いてすべて省略。声の出演が併記されているものは、順に『銀河漂流バイファム』、『銀河漂流バイファム13』での声の出演を示している。

子供達
ロディ・シャッフル
声:難波克弘/保志総一朗
14歳。男子。ベルウィック星出身。血液型はO型。フレッド・シャッフルの兄。白のツナギに赤いTシャツが似合う少年。積極的で、彼の行動から事態が展開することも多く、本編の主人公格となっている。典型的なネアカ人間で喜怒哀楽が激しく、誰とでもすぐに打ち解ける。戦闘では主にRVバイファム(機体番号7)に搭乗。メカの扱いに関するセンスが良く、RVの操縦に関しては長い航海の間に相当の腕前に成長しており、ミューラァからは地球軍のエースパイロットと勘違いされていたほど。途中で13人の中で唯一設定が描き直され、後半では成長し背も伸びて、顔つきも精悍になった。同年齢のバーツとは親友、相棒そして肩を並べる戦友としての絆が深い。ケイトの死に対して、原因を作ってしまったカチュアを一度は責めるが、のちに和解。ククト星降下後、彼女に惹かれていく描写があったが、その先はなかった。
バーツ・ライアン
声:竹村拓
14歳。男子。地球(ドイツ)出身。血液型はB型。ベルウィック星で他のメンバーに合流。一見ツッパリ少年風だが、実は心優しく、面倒見のいい性格で場を盛り上げるムードメーカー。基本的には行動派だが、一歩引くという大人の感覚も身につけていて、メンバー内でも精神年齢が高い。歳の近いロディやスコットとは特に仲がよく、覗き事件・エロ本騒動など、共に思春期の男子らしい行動も目立った。マキとは両親の事を語るなど恋愛関係につながるとも思えるエピソードもあった。歯が一本欠けているが、放置されていたRVディルファムに搭乗して初めて戦闘した際折れたもの。RV操縦に関しては一日の長があり、当初操縦シミュレーターで他の子供たちにレクチャーを施すほどだった。宇宙に出てからの戦闘では、RVネオファムに搭乗。旧式RVながら、戦闘でもロディの乗る新型RVのバイファムに劣ることなく、最後まで共に戦った(ジェイナスには他のバイファムや補充のトゥランファムもあったのだが、乗り換えることはなかった)。解放されたタウト星で地球軍と合流した際、ククト星降下後の大気圏内戦闘に備えて補給物資の中からスリングパニアーをこっそり拝借するなど、抜け目がない。
スコット・ヘイワード
声:鳥海勝美
15歳。男子。地球(アメリカ)出身。血液型はA型。ジェイナス号のキャプテン。最年長で、ボーイスカウトのリーダーをした事があるというだけの理由で否応なくキャプテンを任せられてしまう。生真面目な性格で自分に対しあまり自信が持てないが、おだてられるとその気になるタイプ。当初はやけに悲観的な発言をして周囲を不安がらせるなど、精神面で頼りない面も見受けられたが、戦いの中で徐々にリーダーとしての力量を備えてゆき、またある事件を契機に次第に人間的で柔らかい一面が表に出るようにもなり、他の子供達からも頼られる存在に変わっていく。クレアとは幼馴染。タウト星に囚われたロディを救出すべく奮起し、稚拙な腕前ながら、黄色い塗装の練習用バイファムで出撃した事もある。
クレア・バーブランド
声:冨永みーな
14歳。女子。地球(アメリカ)出身。血液型はO型。高級将校の一人娘。戦闘にはほとんど参加せず、主にジェイナスの内政・家事を担当する。世話好きで頭の回転も速いが、少々潔癖症。ストレスを内に溜め込むきらいがあり、マルロ・ルチーナら幼い子供達の母親代わりも任せられてしまう状況に、時には爆発したことも。スコットとはガールスカウト時代からの知り合いで良き理解者だが、どちらかと言えば尻に敷くタイプかもしれない。
マキ・ローウェル
声:羽村京子 / 手塚ちはる
13歳。女子。ベルウィック星出身。血液型はB型。目深にかぶった「MAKI」印の帽子とショートパンツがトレードマークの、ボーイッシュな女の子。普段は帽子で隠れているが、髪は意外に長い。コンピュータやメカに強く、行動派の面が目立ち、時としてやや大人ぶった言動をするが、女の子らしいチャーミングな一面も併せ持つ。趣味の音楽はクラシックらしい。戦闘時には主にパペットファイターを操縦し、敵ARVを撃墜している。後半では一時補充されたRVトゥランファムに砲手として搭乗したが、操縦担当のケンツの五月蝿さに辟易し、カチュアと交替している。
シャロン・パブリン
声:原えりこ
11歳。女子。クレアド星出身。血液型はB型。男の子のような風貌で、一人称は「オレ」。開けっぴろげでマイペース。協調性に欠け、当初は他の子供たちとトラブルを起こすこともままあった。ただ、根が明るく憎めない性格のため、深刻な事態になることはほとんどない。ケンツにはいつもちょっかいを出してからかっているが、彼の描いたレッドベアーマークをヘタクソとからかうが、描き直してやるなどの気配りも見せる。また、後にはがさつな彼女を嫌っていたペンチとも、とある事件をきっかけに仲良くなる。ジャンク品工作が得意で、手先の器用さを活かしたエピソードが多い。直接戦闘に絡むことは稀だが、砲手として敵ARVを撃墜したこともある。
フレッド・シャッフル
声:菊池英博
11歳。男子。ベルウィック星出身。血液型はA型。ロディの弟で、兄とは対照的に引っ込み思案で内向的、泣き虫な少年。第一話でお漏らしをしてしまうほど怖がり。ロディを頼りにしている一方、危険を顧みない兄の行動をいつも心配している。頭の回転が速く、手先も器用。子供達の戦闘に重要な役割を果たした「高ゲタ」は、彼のアイディアによるものである。戦闘にはほとんど参加せず、主にコンピュータ処理を担当。ペンチのことが好き。

2009年01月18日

ヒロイック・ファンタジ

ヒロイック・ファンタジー(英: Heroic fantasy)は、ファンタジーのサブジャンルのひとつ。1963年にL・スプレイグ・ディ=キャンプが編集したアンソロジーの副題にこの言葉が初めて用いられた。またその内容から「剣と魔法」(英: Sword and Sorcery)という別名で呼ばれることもあり、こちらはフリッツ・ライバーによる命名である。

ディ=キャンプ自身の言葉を借りるならば、ヒロイックファンタジーとは「魔法が働き、近代科学や技術がまだ発見されていない空想世界を舞台にした戦いや冒険の物語」である。それはしばしばヒーローが住む国、時には世界全体の運命と関わる壮大な冒険となり、善と悪の対立と最終的な善の勝利をモチーフとする。架空の世界を主な舞台としている点ではハイ・ファンタジーに分類しうるものであるが、「ヒロイック・ファンタジー」という言葉で分類された場合、英雄がその超人的な力をもって悪と戦い勝利する物語という意味合いが強い。再び ディ=キャンプの言葉を借りれば、「それは現実逃避小説であり、読者は現実世界を離れ、男は全て強く、女は全て美しく、人生は全て冒険に満ちており、全ての事柄が単純明快である世界へと抜け出す。そこでは誰も所得税だの、落ちこぼれ問題だの、公共医療制度だのを問題にしない
19世紀から20世紀にかけての英国で、ウィリアム・モリス『ユートピアだより』などの中世風ロマンスや、デイヴィッド・リンゼイ『アルクトゥールスへの旅』、E・R・エディソンの『ウロボロス』などの幻想小説、ロード・ダンセイニの異世界風作品が執筆されファンタジー世界の基礎が築かれた。一方アメリカにおいては、ジェイムズ・ブランチ・キャベル『ジャーゲン』が独特の神話世界を描き出し、ジャック・ロンドン『太古の呼び声』のような古代冒険小説が古代世界への憧憬を強めた。

上記のような背景の中で1930年代のアメリカでウィアード・テールズ、アンノウン・ワールドなどのパルプ誌が興ると、

エドガー・ライス・バローズ:火星シリーズ
クラーク・アシュトン・スミス:「ゾシーク」シリーズ
などの大衆向けファンタジー冒険小説が次々と発表され、その中でも

ロバート・E・ハワード:「英雄コナン」シリーズ
が大いに人気を博した。以後、英雄コナンシリーズを模倣して

C・L・ムーア:「処女戦士ジレル」
ヘンリー・カットナー:「アトランティスのエラーク」シリーズ
フリッツ・ライバー:「ファファード&グレイ・マウザー」シリーズ
L・スプレイグ・ディ=キャンプ:「ハロルド・シェイ」シリーズ
ノーヴェル・W・ペイジ:「炎の塔の剣士」シリーズ
などの作品が発表され、独特の世界観を持った「ヒロイック・ファンタジー」というジャンルが確立された(ただし用語としての成立は前述の通り1963年)。これらは、1940年代にパルプ誌の衰退とともに発表の場を失い消滅した。
プレシン スタン ガッツ ジャー ひのえま トーイ プールバ ジメチル ウイット ブチュ ディス ハピパラ ていてつ コチニー ハトムギ トライク 紅葉雪 スカラ はちのへ ストラ 熱帯雨林 ストーン テンス もみじが NETリブ 恋待月 サーチ 桜坂 チシェリー トートナビ フェノール ツルコ のへじ トレラ ルーセン つるみ デジカルビ ディパー オーナラ すぎごけ デルフ マニフェ デリン ようとう スエヒ レソト スイング リベート ハッピー ミリグラム


戦後英国でのJ・R・R・トールキン「指輪物語」の爆発的な流行がアメリカに伝わり、またかつてのヒロイック・ファンタジーの名作がペーパーバック本で再版されると、1960年代に再びファンタジー・ブームが起こる。ファンタスティックなどのファンタジー専門誌も再び現れ、ヴァランタイン出版社は「ヴァランタイン・大人のファンタジー」と称するシリーズでペーパーバック本を次々と発売した。その中で

マイケル・ムアコック:「エターナル・チャンピオン」シリーズ
ジョン・ジェイクス:「戦士ブラク」シリーズ
リン・カーター:「レムリアン・サーガ」シリーズ
アンドレ・ノートン:「ウィッチワールド」シリーズ
ジャック・ヴァンス:「魔王子」シリーズ
などのヒロイック・ファンタジーが発表された。

1970年代になると、ファンタジーは成熟期を迎え、アーシュラ・K・ル=グウィン、デイヴィッド・エディングス、パトリシア・A・マキリップ、ピアズ・アンソニイなどがハイ・ファンタジーの隆盛を築いた。これらの作品にもヒロイック・ファンタジーから受け継いだ要素が少なからずあるが、作品の世界観・ストーリー・人物描写・テーマなどは、全て技巧を凝らした精緻なものに変化しており、もはやヒロイック・ファンタジーのごとき「全ての事柄が単純明快である」お気楽な勧善懲悪の物語は通用しなくなっていった。かくして、ヒロイック・ファンタジーは衰退し、やがて消滅した。

日本への紹介は、1970年(昭和45年)に荒俣宏と鏡明が団精二の筆名でロバート・E・ハワードの『英雄コナン』シリーズを翻訳したことからはじまった。魔道、魔道士はこのときの荒俣の造語である。他のヒロイック・ファンタジー作品も多く翻訳されたが、その後ほとんどが絶版となった。 1970年代以降には、主にSF作家によってヒロイック・ファンタジー作品が発表され、主なものとして

豊田有恒:「ヤマトタケル」シリーズ
高千穂遙:「美獣」「異形三国志」
田中光二:「ヘリック」シリーズ
栗本薫:グインサーガ
がある。

1990年代以降、日本のファンタジーは神坂一「スレイヤーズ」シリーズを代表とするライトノベルによるファンタジー一色となり、漫画やアニメ的な要素を色濃く取り入れたものとなったため、ヒロイック・ファンタジーは顧みられることがなくなった。ライトファンタジー的価値観に染まった現在の日本のファンタジー愛好者にとって、ヒロイック・ファンタジーの偉大な英雄コナンは、コスプレに向いた外見でもなければ萌え対象になる仲間キャラもいない、辛気臭く魅力のないヒーローでしかない。ただ、2000年代に入りファンタジーブームが終息し、愛好者の志向が懐古と郷愁に向かうようになると、ファンタジーの基礎を築いたヒロイック・ファンタジーへの興味も幾分寄せられるようになり、絶版となっていた英雄コナンシリーズは2006年(平成18年)に26年ぶりに新訳で再刊された。また、2007年(平成19年)には英雄コナンを基にしたアクションゲーム「CONAN」が発売された。

ヒロイック・ファンタジーとロールプレイングゲーム
1974年、「中世風ファンタジーウォーゲーム」と称したダンジョンズ&ドラゴンズが発売された。その後、ダンジョンズ&ドラゴンズの成功に乗じてトンネルズ&トロールズ、ルーンクエストなどが発売され、ロールプレイングゲームはファンタジーブームに乗って大いに普及した。これらのゲームの多くが、ファンタジー世界での剣と魔法による冒険をテーマにしており、ヒロイック・ファンタジーに多くの影響を受けている。ドラゴンクエストのように「ヒロイックアドベンチャーを体験しよう」と、ヒロイック・ファンタジーをテーマにしていることを標榜している商品もある。そのうちドラゴンランスシリーズやフォーゴトン・レルムシリーズのようにロールプレイングゲームを基にしたファンタジー小説も発表された。日本ではロードス島戦記などが名高い。これらの小説は、ヒロイック・ファンタジーとして書かれたものでないにも関わらず、ロールプレイングゲームを通して多くのヒロイック・ファンタジー的要素が隔世遺伝しており、これらをヒロイック・ファンタジーの亜種として考える向きもある。

また、1980年代になって、ロールプレイングゲームを基にしたコンピュータRPGが生まれた。当初はパーソナルコンピュータ向けのゲームとして広まったが、ファミリーコンピュータ などのコンシューマーゲーム機の流行の中で爆発的に広まり、現在もMMORPGなどを中心に隆盛を極めている。多くの人々は「ファンタジー」「ファンタジー世界」に関する知識を全てコンピュータRPGから得ている。このため、現在ヒロイック・ファンタジーを読んだことのある人間は少ないのに、「ファンタジーの架空世界」「剣と魔法で戦う」「悪の親玉を倒す」といったヒロイック・ファンタジーおなじみの舞台装置については多くの人々が知っており親近感を持っているという、いささか珍妙な状況になっている。